The charm of hidden beauty vol.11 70周年に思う、アルビオニズム
なぜアルビオンには
これほどロングセラーが多いのか?

70年前から、世の中にないものを
作ろうという開発魂

アルビオンの研究開発は時々、早すぎるくらい早い。あまりに早すぎてタイミングを外してしまうケースも少なくなかったと言うほどに。「常に新しいものを作ろう」「世の中にないものを作ろう」という、いい意味で“前のめり”な開発魂がもたらした結果である。
それは70年前から一緒だった。ブランド創業にあたり、世の中にないものを作りたいと言う発想が、「乳液が先」と言うスキンケア史上初めてで、アルビオンならではのお手入れを作り上げた。

もちろん70年前は現代スキンケアの黎明期。まだ“お手入れのゆるぎない法則”などはできていなかったはずだけれど、それでもアルビオンの発想は飛び抜けてユニークだったと思う。
ただこうしたモノづくりのユニークネス以上に、アルビオンの70年は、製品一品一品を大切に手塩にかけて育てるという歴史であったという気がする。そもそもこんなにたくさんのロングセラーを抱えるメーカーは他になかなかないだろうし、「乳液が先」のように独自の提案がここまでぶれないブランドも、私は知らない。

ロングセラーが多いのは、
ひとえにロングセラーに育ててきたから

実際にコスメ界ではこんな声をよく耳にする。
「アルビオンにはなぜこんなにロングセラーが多いの?」
「アルビオンのようにロングセラーをもっともっと作りたい。でも一体どうしたら?」
でも私は、そうした声を耳にするたびに思うのだ。ロングセラーをたくさん作りたいのは、どこも同じ。きっとアルビオンも同じなのだと。つまりアルビオンだって、そんなに簡単にポンポンとロングセラーを生み出しているわけではないはずと。
以前アルビオンの開発者にこんな話を聞いたことがある。「ロングセラーなんて作ろうとして作れるものではない。狙ってしまうと、逆にそうはならないことがほとんど」であると。
ではアルビオンはなぜロングセラーを作るのが上手いのか?まさしく育て方が違うのだ。育て方それ自体も極めて独創的であり、これこそアルビオンならでなのだろう。

その才能を信じて気持ちをそらさずに
みんなで育てていく?

一つに「これは!」という製品は、たとえ最初はヒットしなくても必ず支持を得ることになるはずと、その製品が持つ魅力を心から信じて、気持ちをそらさずにみんなで育てていく。そうした土壌がアルビオンには昔からある。スキコンにしても、ハーバルオイルにしても、イマキュレートにしても、ちゃんと育ててきたからこそのロングセラーなのだ。

例えばハーバルオイルも既に立派なロングセラーだけれども、その前身として、“ミンク”と呼ばれるデュークミンクという製品があって、その旧作もやはりロングセラーを誇っていた。
それはまだ“毛穴ケア”という概念もディープクレンジングと言う発想もない時代に、実にユニークな使い方が紹介されていた。“ミンク”で丁寧にマッサージすることで、角栓のような不純物がポロポロと出てきてくるように感じられ、肌がふわっと温かくなるような心地よさは印象的だった。そういうDNAをこのハーバルオイルが持ち続けていることもアルビオンならでは。

あくまで一般論を言えば、何度も何度もリニューアルして育成していくよりも、その時代にあった新製品を作ってしまった方がむしろ簡単という考え方もある。でもアルビオンは違ったのだ。あくまでもその製品を信じて信じて、何があっても見限ることなく、店頭で丁寧に真摯に魅力を伝えていっている。それはまさに手塩にかけるという印象。
もちろんキラリと光る才能を見い出せたからこそ、その製品にこだわってきたわけだが、そういう製品には逆に開発者も想定しなかった魅力がさらに潜んでいるもの。それを心を込めて使い込むことで引き出していくというところが、アルビオン独自の育て方と言えるのだろう。素晴らしいと思う。

革新性と慈しむ心………
両面持っているからこそのアルビオニズム

さらに言えばそれも、製品を広く告知していくPRスタッフや、店頭で丁寧に提案していくビューティアドバイザーが、愛情を持って製品と向き合っているからこそ。製品に愛がなければ、魅力を引き出すことはできない。まさに自分の子供のように、根気よく才能を見い出して、思いを込めて理解を深めていく。そうした「アルビオニズム」とも言うべき愛情ベースの商品提案がモノを言うのだろう。

一方で早すぎるくらい早い開発をしながらも、既存の製品がきちんと世の中に認知され支持されていくのを根気よく待ち続ける。スピード感と冷静さ、革新性と慈しむ心……その両面があるのがアルビオンなのだろう。言い換えれば、他にないものだからこそ、必ず愛される製品になると信じることができるわけで、それも含めて「アルビオニズム」と言えるのではないだろうか。

※アルビオンにおいて

※アルビオンにおいて

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