今回はこの50年ロングセラーが、なぜ多くの人を魅了し続けてきたのか?その秘密を探っていく
そこには明らかに、人を魅了する独創的な力がある
ロングセラーには、ロングセラーとなる理由があるもの。ましてや異例の50年ロングセラーとなれば尚さら!スキコンがコスメ史に残るほど、長く長く愛され続けてきたのにも、決定的な理由があった。それはズバリ、一度使っただけでも人を魅了してしまうようなこと。スキコンに宿るそういう“引力”は、やはり化粧品として極めて独創的な能力と言っていい。
スキコンを一度でも試したことがある人ならわかるだろう。普通の化粧水だと思って使うと、良い意味での裏切りがある。化粧水としてはとても個性的。五感そのものにダイレクトに訴えかけてくるような独特の使用感が、使う人をたちまち魅了し、使うほどに後を引くといわれてきたのだ。
まずその白濁に魅せられて……
スキコンと言えば、白濁。このユニークな乳白の液体を発明したのがスキコンであると言っても良い。そして、やはり体験した人ならわかるのだろう。白濁には、白濁にしかない柔らかさ滑らかさがあること。
言うまでもなく、乳白の液体ができるのはそこに油分が含まれているから。水分の中に分散した油分により、肌あたりがより柔らかくクリーミーになるわけで、それは水分だけではどうしても得られないもの。にもかかわらず、液体だからやっぱりみずみずしい。みずみずしいのにクリーミーというその矛盾があまりに心地よく、多くの人はその白濁ならではの矛盾にはまるのだ。
そして当然のことながら水分と油分の両方に包まれた肌は、それだけでもう滑らかでツヤやか。その素晴らしい仕上がりがもう忘れられなくなるのだ。
そして独特な甘酸っぱいような香り……
もう一つ、私たちを魅了してやまないのが、その香り。香りの種類としてはフローラルブーケ、でも実はウッディやムスク、アンバーが加わった奥行きのある香りは、どこか甘酸っぱいような印象を持ち、それがまた不思議に癖になる。
個人的には、なんだか飲みたくなるような衝動にかられ、味覚にも訴える“ある種の美味しさ”を持った香りであると感じるのだ。かつて、その香りが独特であることから“微香性タイプ”も生まれているが、結果的にはその独特な香りこそが、忘れられなくなる鍵だということがわかってきた。
目で見て、肌で触れ、香りを嗅覚でも味覚でも感じることができる白濁の傑作、スキコンは、だからこの上なく愛されるのである。
理屈を超えて。時代もトレンドも超えて……。
スキコン50周年
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