「コットンに含ませたスキコンを肌に貼ってみて」という提案
スキコンが生まれた50年前は、それこそ現代化粧品の黎明期。だからそういう意味でも、スキコンは多くのドラマを産んできた。
例えば、シートマスク。今や主役アイテムの一つとなっているペーパータイプのマスクも、歴史はそう長くなく、そのルーツをたどっていくと、流れの1つはこのスキコンに行き着いてしまうのだ。
そもそもスキコンは、最初からベストセラー※1となっていたわけではなく、店頭における丁寧な推奨によって、ジワジワ評価を積み重ねていった。
その時、「コットンに含ませたスキコンでコットンパックを」といったお手入れ法を提案していて、これが評判を呼んで、スキコンの魅力がみるみる伝わっていったことから、「だったら顔型のペーパーシートに含ませて提案したら?」と言うアイディアが生まれ、スキコンをたっぷり含浸させたシートマスクが、まずは顧客へのプレミアムなお手入れとして提供されたのだ。(現在では行っておりません)
※1 アルビオンにおいて
ベストセラー化粧品をそのままシートマスクにするなんて!
これが大評判となり、スキコン含侵シートマスクはやがて商品化され、市販されていった。これがシートマスクの始まりではなかったかという説もあるのだ。少なくとも、ベストセラー化粧品をそのままたっぷり含ませるという贅沢すぎるシートマスクなど、当時おそらくなかったはずで、1つの歴史を作ったのは確かなのである。
だいたいが、スキコンをコットンパックで届けようと考えたのも、油と水分をバランスよくブレンドした化粧液は、こわばった肌も柔らかくし、深く浸透※2させつつも角層にしっかりと留まった時、起こりうる様々なトラブル※3をケアしていくという仕事を、単に馴染ませるよりも心地よく行うためだった。であるならば、それをシートマスクにしたいと考えたのも、狙った効果があったからこそ。
シートを肌に密着させた時その密閉力でスキコンがさらに広く入っていく※2ことが期待できたからなのだ。
※2 角層まで
※3 乾燥・肌荒れ等
50年たった今なお新しく感じられるユニークネス
こんなふうにスキコンは、今や常識になっているお手入れのスタイルを世に送り出したことでも、特別な存在だったと言っていい。
そもそもがこんなふうに化粧水の枠に入りきれないようなアイテムが、化粧品の黎明期に生まれたこと自体、ちょっと信じがたいこと。白濁でハッとさせ、濃密なのにスッとするテクスチャーでハッとさせ、涼やかで透明感があるのに癖がある、嗅いだことのない香りでハッとさせる……そうしたずば抜けたユニークネスには、50年経った今もなお新しさを感じられるはずで、使うたびに「なんて斬新!」とそう思えること自体が、一つのミラクルだと言うほかない。
言わばオリジナリティーの塊のような孤高の存在。だからこそ、スキコンを超えるのはスキコンなのだろう。ぜひスキコンのコットンマスク、あるいはシートマスクを、自分のいつものお手入れに組み込んでみて欲しい。改めて、スキコンの奥深い魅力を知ることができるはずだから。
スキコン50周年
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