薬用
スキンコンディショナー
エッセンシャル N


写真はイメージです。
コットン生まれのシートは保水性と密着性に優れローションを14mlたっぷりと含んでいます。やわらかな肌あたりで顔全体に隙間なくフィットします。




齋藤 薫(さいとうかおる)
女性誌編集者を経てビューティジャーナリスト、エッセイストに。女性誌において多数の
エッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。
近著に『美人だけが知っている100の秘密』。
50年続くロングセラー、しかもただ長く売れ続けただけではない、
それは異例の愛され方をした
何もかもが、異次元のロングセラー
ロングセラーと一口に言っても、長さも重みもスケールも様々だ。それこそ、昨年の新製品が今年はもう売れなくなっているような時代である。5年も売れればロングセラー。10年売れ続けたらもう一大ロングセラー。だからそういう意味で、はっきり言ってこれは別格。日本のスキンケア界において最も重要かもしれないロングセラーの1つが、このスキコンなのである。
発売はちょうど半世紀前。なんと50年間売れ続けてきた、ロングセラーの中のロングセラー。いやただ長く売れ続けてきただけではない。ある種、こんなにも独創的で、こんなにも尖ったロングセラーなんて、あっただろうか?
かくも世に広く「スキコン」という“愛称”で呼ばれた化粧品があったなんて
そもそもが、この「スキコン」、改めて言うなら正式名称ではない。本名は「スキンコンディショナー」。でもそれを知らない人も少なくないほど、ずっと愛称で呼ばれてきた。少なくともコスメ界でこれほど愛称が広く行き渡った製品は稀。いや、コスメ以外でもこれほど長く広く愛称で呼ばれてきた製品はほとんど見つからないのだ。
「スマホ」「カラコン」「ヤフオク」と、カテゴリー名には略称があるけれど、いわゆる固有名詞には略称があまり見当たらない。それこそ冬のソナタは「冬ソナ」、ブラッド・ピットは「ブラピ」と呼ばれるけれど、そうした圧倒的な人気を誇る場合以外には愛称も略称も生まれないのだ。個別の物や人の人気は移ろいやすいものだからである。
「だいたいがクセになる」からの異例ロングセラー
そういう意味でスキコンは、異例中の異例。どれだけ多くの人に愛されたか?いや、売れた本数や愛用者の数だけでは語りきれない愛され方だったと言っても良い。なぜならば、この一品には”不思議な才能“があると言われたから。
それは、使い始めると、だいたいがクセになること......。いや、もちろんクセになる化粧品は少なくないけれど、それだけではない、なんだか続いてしまう、と言うより離れられなくなる何かがある。そこまで強烈に人を魅了する化粧品だったからこその、50年ロングセラーであることを、まず知っていて欲しいのだ。
稀に見る化粧品の、稀に見る50年、不思議すぎる魅力の全貌を、これからさらに探っていきたい。
スキコンはなぜ、“人を魅了してやまない”のか?
今回はこの50年ロングセラーが、なぜ多くの人を魅了し続けてきたのか?その秘密を探っていく
そこには明らかに、人を魅了する独創的な力がある
ロングセラーには、ロングセラーとなる理由があるもの。ましてや異例の50年ロングセラーとなれば尚さら!スキコンがコスメ史に残るほど、長く長く愛され続けてきたのにも、決定的な理由があった。それはズバリ、一度使っただけでも人を魅了してしまうようなこと。スキコンに宿るそういう“引力”は、やはり化粧品として極めて独創的な能力と言っていい。
スキコンを一度でも試したことがある人ならわかるだろう。普通の化粧水だと思って使うと、良い意味での裏切りがある。化粧水としてはとても個性的。五感そのものにダイレクトに訴えかけてくるような独特の使用感が、使う人をたちまち魅了し、使うほどに後を引くといわれてきたのだ。
まずその白濁に魅せられて……
スキコンと言えば、白濁。このユニークな乳白の液体を発明したのがスキコンであると言っても良い。そして、やはり体験した人ならわかるのだろう。白濁には、白濁にしかない柔らかさ滑らかさがあること。
言うまでもなく、乳白の液体ができるのはそこに油分が含まれているから。水分の中に分散した油分により、肌あたりがより柔らかくクリーミーになるわけで、それは水分だけではどうしても得られないもの。にもかかわらず、液体だからやっぱりみずみずしい。みずみずしいのにクリーミーというその矛盾があまりに心地よく、多くの人はその白濁ならではの矛盾にはまるのだ。
そして当然のことながら水分と油分の両方に包まれた肌は、それだけでもう滑らかでツヤやか。その素晴らしい仕上がりがもう忘れられなくなるのだ。
そして独特な甘酸っぱいような香り……
もう一つ、私たちを魅了してやまないのが、その香り。香りの種類としてはフローラルブーケ、でも実はウッディやムスク、アンバーが加わった奥行きのある香りは、どこか甘酸っぱいような印象を持ち、それがまた不思議に癖になる。
個人的には、なんだか飲みたくなるような衝動にかられ、味覚にも訴える“ある種の美味しさ”を持った香りであると感じるのだ。かつて、その香りが独特であることから“微香性タイプ”も生まれているが、結果的にはその独特な香りこそが、忘れられなくなる鍵だということがわかってきた。
目で見て、肌で触れ、香りを嗅覚でも味覚でも感じることができる白濁の傑作、スキコンは、だからこの上なく愛されるのである。
理屈を超えて。時代もトレンドも超えて……。
スキコンは、化粧水ではない?
あくまで1つの発明品だった!
スキコンを愛する人が「スキコニスト®」と呼ばれるわけ
アルビオンを愛する人を「アルビオニスト®」という。そういう愛称が生まれたのは、単にブランドを“溺愛”する人が多いからだけではない。ここにしかない独創的な製品が数々存在するから。そしてアルビオンの象徴スキコンを愛して止まない人を、誰からともなく「スキコニスト®」と呼び始めたのも、スキコン自体がただの化粧水では無いからなのだ。
カテゴリーとしては“化粧水”。しかし、そのまろやかな白濁の液体は、明らかにそれまでなかったもの。言い換えればそれは「スキコン」という“発明だった。アルビオンだけが作り得た、見事に独創的な、全く新しい化粧品だったのである。
「二度と同じものは作れない」。底知れない全方位性は想定外だった?…
そもそもこのスキコン、当時の開発者をして、「おそらく二度と同じものは作れない」と言わしめたほどユニークな処方。もともとはグランデュークと言う大きなシリーズの、ラインナップにおける1アイテムに過ぎなかった。しかしその独創的な使用感や後肌の美しさが話題となり、結果としてこの一品だけが独り立ちする形で、次第にスター製品化していったのだ。
しかも、愛用者が増えるほどにそれは、不思議な成長の仕方をしていった。使う人によって、手応えが異なることがわかったからである。もともとが、“肌を引き締める収れん化粧水”と“深い潤いを与える保湿”を両立させることはできないか?と言う命題を持って生まれた一品。
そこで水分と油分を独自のバランスで融合させることになったわけだが、さらなる特性として、要の素材にハトムギを選んだ時から、全方位性を持つことはある程度わかっていた。でも、“その人その人の、気がかりに届くフレキシブルな対応力も次第に注目され、後追い研究が始まったのだ。
超名品にはありがちなことだけれど、最初は想定しなかったことが後からいろいろ見つかってきて、開発者自らが、その製品の未知なる万能性を追求するべく、改めて研究に取り組むという、ユニークな生い立ちを持つ製品なのだ。
ロングセラーは作ろうとしても作れない。スキコンはなぜロングセラーになれたのか?
ロングセラーは、作ろうとして作れるものではない。それこそ誰もがロングセラーを作りたいと思っている。でも、狙って作れるものではないと言われるのだ。
実はスキコンも、それを狙って作られた製品ではない。ただ、原石として奇跡的なポテンシャルを持って生まれた製品だったのは確か。何か光るものがあると気づいてからは、アルビオンと言う企業が一丸となって、このスキコンを手塩にかけて育てあげてきた。
普通ならば、何年後かにリニューアルして別物にしてしまうところ、根気よく時間をかけて、ヒットするのを待っていたのだと言われる。つまり、いきなり成功したわけではない。それでもこの子はきっと成功する、そういう自信と確信が、誰の心にもあったから、粘り強く待ってたと言うのだ。あの手この手でこの製品にスポットライトを当てながら。
ただ正直、秘めたる潜在能力を信じていた人たちも、ここまで大成功を遂げるとは思っていなかったかもしれない。それこそ中国市場でも大人気となり、伝説的な存在ともなったほど。磨けば光るとは思っていたけれど、まさかそれがダイヤモンドへと成長することまでは想定できなかった。でもそれが、特別な逸品が生まれつき宿していた運命なのである。
アルビオンはその原石を大切に大切に磨き上げ、結果として輝くばかりのダイヤモンドへと成長させたのだ。スター誕生のドラマにも通じるような生い立ちである。
ハトムギとスキコンは、
抜き差しならない関係にあった!
「ハトムギと言えば、スキコン」という長い歴史
今や美肌の大切な鍵ともなっているハトムギ。ハトムギエキス※1(ヨクイニンエキス)としても知られるが、一般にもよく知られた”肌をぐるりと整えるコンディショニング効果”が、様々な美肌の条件を一度に満たしてくれることから、それこそ古代から美容にも良い植物と位置づけられてきた。
でも現代において、置き換えのきかない美肌成分として改めてクローズアップされたきっかけは、ずばりスキコン。誕生して50年、広く愛されることとなった類稀なベストセラーは、その存在が知られるほどに、美容成分のひとつとして配合されたハトムギエキス※1も、注目を浴びるようになっていく。
とりわけ、自然派成分がスキンケアの主役になってくるにつれ、ハトムギへの注目度はなおさら高まり、同時に、「ハトムギと言えば、スキコン」という認識も深まっていったと思う。ハトムギとスキコンは、切っても切れない関係にあったのだ。
ハトムギへのこだわりが尋常ではない。だから引き出すものも半端じゃない!
それは、単に「ハトムギ成分配合」では終わらない。スキコンのハトムギに対するこだわりは、普通じゃないのだ。アルビオンはスキコンの開発において、単に“ハトムギエキス※1を配合した“のではなく、ハトムギそのものにこだわり、こだわり抜いて、独自の研究開発を行ってきた。
ハトムギのあらゆる部位を研究し、様々な抽出方法でハトムギの魅力を余すところなく引き出そうとしてきたのだ。
その過程で、品種改良された、北海道産の”オーガニック北のはと“を採用。2022年のリニューアルでは、ついに独自の抽出方法によるハトムギオイル※2の配合に成功。まさにハトムギが宿す力をこれでもかと引き出しているのだ。
植物が持つ力は計り知れない。途中で諦めたらそれまで。でも飽くなき研究を続けることで、予想もしなかった優れた効果を引き出すことができるのは、まさしく植物だからなのである。
アルビオンの諦めない姿勢がこういうところにこそ遺憾なく生かされ、この傑作を産んだこと、決して見逃さないで欲しいのだ。
いくつものハードルを乗り超えて誕生した化粧水の正体
スキコンの効果は、ご存知のようにとても幅広い。
- ❶ニキビを防ぐ。皮脂もべたつきもすっきり。
- ❷肌あれを防ぐ。
- ❸うるおいを満たして、キメまでふっくら。
- ❹肌をひきしめて、化粧のりよく、化粧くずれしにくい肌へ。
- ❺クリアに肌を清浄に。すっきり明るく。
- ❻日やけ・雪やけ後のホテリを防ぐ ひんやりひろがってホテリを防ぐ。
- ❼そして、肌を健やかに整えて、コンディショニング。
そもそもが“引き締めの収斂化粧水”と、“うるおいを与える保湿化粧水”、この異なる2つの効果を併せ持つ1本を作りたい……それがすべての始まりだった。矛盾する効果を両立させるという挑戦を、さらに医薬部外品として有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合することで実現に導き、
7つの異なる効果を全て同時にやってのける1本に発展していったのだ。
かくして不可能と言われていた「オールマイティ、オールパーパス」を諦めない姿勢が生んだ、何ともユニークな化粧水、スキコンが、いかにハトムギと抜き差しならない関係にあるかわかったはず。ほとんど執念とも言える「ハトムギ愛」が、コスメ界のミラクルともされる50年ロングセラーを生み出したのである。
※1 ヨクイニンエキス(保湿)
※2 油溶性ヨクイニンエキス(保湿)
シートマスクのルーツに、スキコンのコットンマスクあり?新しいお手入れのスタイルも作ったスキコン伝説
「コットンに含ませたスキコンを肌に貼ってみて」という提案
スキコンが生まれた50年前は、それこそ現代化粧品の黎明期。だからそういう意味でも、スキコンは多くのドラマを産んできた。
例えば、シートマスク。今や主役アイテムの一つとなっているペーパータイプのマスクも、歴史はそう長くなく、そのルーツをたどっていくと、流れの1つはこのスキコンに行き着いてしまうのだ。
そもそもスキコンは、最初からベストセラー※1となっていたわけではなく、店頭における丁寧な推奨によって、ジワジワ評価を積み重ねていった。
その時、「コットンに含ませたスキコンでコットンパックを」といったお手入れ法を提案していて、これが評判を呼んで、スキコンの魅力がみるみる伝わっていったことから、「だったら顔型のペーパーシートに含ませて提案したら?」と言うアイディアが生まれ、スキコンをたっぷり含浸させたシートマスクが、まずは顧客へのプレミアムなお手入れとして提供されたのだ。(現在では行っておりません)
※1 アルビオンにおいて
ベストセラー化粧品をそのままシートマスクにするなんて!
これが大評判となり、スキコン含侵シートマスクはやがて商品化され、市販されていった。これがシートマスクの始まりではなかったかという説もあるのだ。少なくとも、ベストセラー化粧品をそのままたっぷり含ませるという贅沢すぎるシートマスクなど、当時おそらくなかったはずで、1つの歴史を作ったのは確かなのである。
だいたいが、スキコンをコットンパックで届けようと考えたのも、油と水分をバランスよくブレンドした化粧液は、こわばった肌も柔らかくし、深く浸透※2させつつも角層にしっかりと留まった時、起こりうる様々なトラブル※3をケアしていくという仕事を、単に馴染ませるよりも心地よく行うためだった。であるならば、それをシートマスクにしたいと考えたのも、狙った効果があったからこそ。
シートを肌に密着させた時その密閉力でスキコンがさらに広く入っていく※2ことが期待できたからなのだ。
※2 角層まで
※3 乾燥・肌荒れ等
50年たった今なお新しく感じられるユニークネス
こんなふうにスキコンは、今や常識になっているお手入れのスタイルを世に送り出したことでも、特別な存在だったと言っていい。
そもそもがこんなふうに化粧水の枠に入りきれないようなアイテムが、化粧品の黎明期に生まれたこと自体、ちょっと信じがたいこと。白濁でハッとさせ、濃密なのにスッとするテクスチャーでハッとさせ、涼やかで透明感があるのに癖がある、嗅いだことのない香りでハッとさせる……そうしたずば抜けたユニークネスには、50年経った今もなお新しさを感じられるはずで、使うたびに「なんて斬新!」とそう思えること自体が、一つのミラクルだと言うほかない。
言わばオリジナリティーの塊のような孤高の存在。だからこそ、スキコンを超えるのはスキコンなのだろう。ぜひスキコンのコットンマスク、あるいはシートマスクを、自分のいつものお手入れに組み込んでみて欲しい。改めて、スキコンの奥深い魅力を知ることができるはずだから。
「しんしんと脈打つ刺激感」
それ自体が伝説※1となったスキコン開発者のこの一言、その思い!
※1 アルビオンにおいて
もう同じものは二度と作れない?
スキコンという化粧品を、今この時代にもう一度作れと言われても、たぶん同じものは作れないだろう……じつは、そんなふうに言われるほど、スキコンはある意味“特殊な処方”であるという。
つまりそれは、ありきたりではない仕組みに加え、偶然がもたらす稀有なバランスというものがそこに加わっているから、簡単には再現できないということを意味してる。
以前のコラムでも、「スキコンはただの化粧水ではない、一つの発明なのだ」と書いたけれど、既に発売から50年を経た製品。もう開発者から直接話を聞くことはできないけれど、“生みの親”がいかなる思いでこの逸品を設計し、どのように生みだしたのか?を聞くと、なぜ“ただならない発明なのか”ということがわかってくる。
「しんしんと脈打つ刺激感」に込められた思い
ともかくハッとさせられたのが、開発者のこの一言。「しんしんと脈打つ刺激感」スキコンとはどんな製品なのか?について、開発者が自らの言葉で表現したフレーズだった。少なくとも化粧品の解説とは思えないような表現だ。これだけでも、いかにドラマチックな生い立ちを持っているかがわかるはず。
まずこの「しんしんと」には、いくつもの意味が重なってくる。雪がしんしんと降る……というように、雫がしきりに降り注いでくるさまをイメージさせたかと思えば、しんと静まり返った厳かで秘めやかな世界をイメージさせたり。寒さなどが深く身に染みることもまた、「しんしん」と表現する。
そして「脈打つ刺激感」……うるおいがしんしんと肌に降り注ぎ、まるで脈打つようにめぐって心地よさと手応えが刻々と広がっていくイメージ。スキコンならではの、濃密なのに肌がスースーするような独特な爽快感によって、まるで肌が浄化されるような感覚を覚えることも含めて、「しんしんと脈打つような刺激感」と語ったのかもしれない。
この世にないものを作りたいと言う挑戦がもたらした想定外
ももともと、この世にないものを作りたいという思いから始まった開発。まさに体験したことのない浸透感※2と、使うたびにハッとさせられるような新鮮な使用感、そしてすぐに肌が整っていくような未知なる仕上がり実感、そうしたものを追い求めていく中で、それこそ偶然としか思えないような素晴らしい調和が生まれたに違いないのだ。
名品には必ずドラマがある。そして良い意味の想定外がある。だからこそ50年間もベストセラーとして生き続けるほどの名品が生まれたのである。
※2 角層まで
開発者も想定していなかったような様々な働きかけが?
しかもスキコンには、生まれた後も様々な想定外が生まれている。本来開発者も想定していなかったような様々な働きかけが噂されているのだ。言ってみれば、愛用者が私にはここが良かった、私の場合はこうだった、などと、多岐にわたる手応えを報告する声があって、まさしく「それぞれの肌に寄り添う」のがスキコンであるという新たな定義が生まれたほど。
もともとオールマイティへの挑戦であったスキコン、引き締める収斂化粧水でありながら、しっかりとしたうるおいを与えていく保湿でもある、その両立は、当時不可能と言われていた。しかし不可能を可能にするべく挑むのがアルビオンの開発精神、それがきめ細かさやうるおいだけではない、ニキビ、肌荒れ予防にも、うるおいも引き締めも……。でもきっと誰もが「私の場合」の手応えを感じているはず。本当の意味のオールパーパス、スキコンは今も誰か の悩みにしんしんと答えているに違いないのだ。
生ける伝説は、
なおもドラマを生み続ける
世の中の化粧品が進化するほどに、存在感を増していく?
化粧品は進化し続けるもの。そういう宿命を背負ったもの。にも関わらず、この世に進化した先進の化粧品が増えるほどに、むしろ存在価値を増していくロングセラーがある。最先端の化粧品をも、次々に凌駕してしまうようなロングセラーが。
50周年を迎えたスキコンが、そういうスペシャルな存在であることを、いま改めて思い知っている人は少なくないはずだ。だから思うのだ。化粧品とは一体何なのだろうと。
少なくとも「新しいものほど良い」
というのは思い込み。いかに新しい成分や先進的な処方が生まれようと、50年前の処方にかなわないこともあるとしたら、それは一体なぜなのだろう。
スキコンは、やっぱりコスメ史における一つの発見
おそらく化粧品の世界には、どんなに時代が変わろうと“決して揺らぐことのない正解”が存在するからなのだろう。その普遍的正解を、スキコンが50年前に見出してしまったということ? いやそうとしか説明ができない。
だからこそ、スキコンはコスメ史における1つの発明であるとともに、生まれながらにミラクルであったということ。少なくとも、この世界で最も早く全方位への働きかけを見せてくれた化粧品の1つだったと言えるのだろう。
もはやその時点で、未来の進化した化粧品にも負けない力を備えていたと言って良いのだ。
化粧水なのに乳化している濃厚な白濁水。肌あたりはふんわり柔らかいのにスースーする使用感。香りは強めでクセがあるのに、まさにそこにハマってしまう……いくつもの矛盾がただならない個性を生み、私たちを魅了し、使わずにいられなくしてしまう。それ自体、今思えば世紀の発明だったのだろう。
20年後も変わらないまま成長し続けるはず
そうやってスキコンは、50年間大きく変わることがないままに、その名声を年々高めてきた。どんどん大きな存在になり、“国民的化粧水”と呼ばれるようにもなった。そうなればなるほど、また新たなスキコン効果がささやかれるようになる。私にはここが良かった、私の場合はこうだったと、噂が噂を呼んで、想定外の働きかけが評判となり、さらに期待を上回る感動がある、とまで言われるようになる。まるで変わらないまま成長しているように。
おそらくこれからも、そういう意味での成長は続くのだろう。少なくとも10年後20年後、スキコンのロングセラー記録は伸び続けるはずで、それに伴い、さらに存在感を増していくのは間違いないのだ。
かくしてますますのレジェンドとなっていく“生ける伝説”は、さらなるドラマを生み出すのだろう。だからこの先も、スキコンから決して目を離さないで。何度でも、驚きと感動をくれるはずだから。
私はこうしてスキコンに出会い、そして
魅了された。
後にも先にも経験がないほどに。
出会ったのは
私が“大人のニキビ”に悩み始めた頃
私がスキコンと出会ったのは20代後半。ちょうどその頃から、いわゆる大人のニキビに悩むようになっていた。もっと若い頃はニキビなどできなかったのに。
ただこの時代はまだ、スキンケアの情報が混沌としていて、“大人のニキビ”という概念すら生まれていなかった。それどころか、「25歳を過ぎてからできるニキビは“吹き出物”である」という意味不明の説があるのみだった。いずれにしても解決策は、よく洗顔をし清潔に保つこと……位しかなかったのである。
そんな中で出会ったのが、スキコンだった。ともかく肌が潤うだけじゃない、どんどん肌が整っていくような印象があって、何より原因もよくわからなかった大人のニキビ肌に何だか不思議なほどピタリとはまり、肌のバランスが驚くほど整う感じがしたのだ。
そもそも白濁の濃厚なローションは驚きだったし、涼やかで甘酸っぱいような香りも、使えば使うほど恋しさが増していく。一体この化粧品は何なの⁈ こういう逸品を見つけたことに、そんな衝撃に近い喜びがあった。ここまで、会った瞬間虜になった化粧品はなかったかもしれないほど。
化粧品の初心者からコスメフリークまで
全員が「これって凄い」と言った
早速、周囲の人たちにもこのスキコンを勧めまくった。とりわけ、肌荒れやニキビ、ニキビ跡に悩んでいた人、一生懸命お手入れしているのに全然キレイになれないと不満を漏らす人、全くよくわからないけれど何処の何がいいの?と言う人……。化粧品の初心者からコスメフリークにまで満遍なく。
この時代はともかく、自分の化粧品が見つからなくて困っている人が本当に多かった。そういう人たち全てにぐるりとスキコンを勧めたのだ。どの人からもおしなべて、「これって凄い。使って本当に良かった」という声が戻ってきた。もうその時点で、スキコンが“ただ者ではない”という確信を持っていた。
やがて、スキコンの評価がみるみる高くなっていった。誰からともなく噂するようになり、いつの間にか“伝説の名品”のような存在になっていた。改めてスキコンの生い立ちを振り返ると、誕生は1974年。つまり、発売後すぐに評判となったわけではない。元々は、あるシリーズのラインナップの一員に過ぎなかったのだ。
でもひときわ個性を放っていたこの化粧水だけを、シリーズ終了後も丁寧に丁寧に育ててきた。
その先見の明は見事というほかないが、やはり名品は最初から何かの光を放っていて、誰が使っても虜にする特別な力を秘めているということなのだろう。
こんなに長く時間をかけてベストセラーに
なった化粧品って、あっただろうか
いずれにしても、デビューから20年近く経ってから、押しも押されぬベストセラーとなり、同時に、既にロングセラーにもなっていた訳で、正直ここまで時間をかけてベストセラーになったものって記憶にない。そこにこの製品の底力、またこの製品を愛し続けたアルビオンという会社の素晴らしさを見せつけられ、心を動かされる。
そして、半世紀前に生まれたこの化粧品が、新旧交代の激しいコスメ界激動の50年を、最前線で生きてきたことに改めて感服させられるのだ。
思えば初めて使った日から、いきなり魅了され離れられなくなっていた。そんな化粧品って、長く生きていてもそうそう出会えるものではない。いやこれほどまでに“大好きになれる化粧品”には
本当に出会えない。それだけは確か。多分これからもずっとずっと使い続けるはず。それどころか、年齢を重ねるほどに好きになる気がする。結局最後は理屈抜き、毎日思わず手が伸びる……それこそが、名品の正体なのである。

スキコンができるまでの
素材や
工程へのこだわりを動画でご紹介。
除草用の農薬は使わない。雑草は、すべて手作業で。やわらかな土の中で大切に育てられた「ハトムギ」は生命力豊かに実ってゆく。
実が黒く熟しはじめたら収穫の合図。その実り方と天候の変化を日々見つめてベストタイミングを見極める。
ハトムギの計り知れないパワーを信じて研究員たちはトライ&エラーを繰り返してゆく。まだ見ぬ美しさを求めて。
先進のテクノロジーに、ひとの知恵、感性、そして愛情までもすべてをこめて。最高品質の美しさを今日もお客様のもとへ。


アルビオンのロングセラー化粧水、スキコン。
その長い歴史の中には、
守ってきたスキコンらしさと、
進化を遂げたスキコンらしさがあるのです。
今回はその一部を紐解きます…。
さあ、みなさまもスキコンを
調査してみませんか?
-
スキコンの誇り。
ハトムギから新成分スキコンは“ヨクイニン”として認められている「オーガニック北のはと」という品種からハトムギの成分を抽出しています。本来ハトムギは暖かい地域に生息していますが、あえて北海道の寒く厳しい大地で、農薬をできるだけ使用せず、有機JAS規格を満たした自社契約栽培農場で有機栽培されています。今回は新たにフレッシュに抽出したハトムギオイル※1を新配合しました。
※1 油溶性ヨクイニンエキス(保湿) -
フローラルブーケ
の香り発売当時、化粧品は甘く華やかなフローラルノートが主流でした。そこに「真っ白な化粧水」をイメージしてグリーンノートを加え生まれたのがスキコンの“フローラルブーケ”の香り。ユニセックスでもお使いいただけるようなさわやかな香りは、毎日のお手入れタイムを楽しんでいただきたいと願うスキコンのこだわりのひとつです。
-
素肌を整える頼もしさ
有効成分グリチルリチン酸ジカリウム配合のスキコンは、「ニキビを防ぐ」「肌をひきしめる」「すっきり明るくクリアに」など、これまで愛され続けてきた理由がありますが、なんといっても“スキン コンディショナー”の名前の由来である「肌を整える」化粧水です。リニューアルでは、ハトムギオイル※1を新たに配合。さらに頼もしさが進化し、肌トラブルを防ぎ、すこやかで美しい肌へ導きます。
※1 油溶性ヨクイニンエキス(保湿) -
真っ白。に
こだわった化粧水。スキコンの白、実は“オイル”なんです!ひんやりとすっきりした使用感なのに、うるおいがいきわたるとしっとり。その理由は、水分に「超微粒子化」した油分が含まれているから。発売当時は「白い国」の意をもつ「アルビオン」にふさわしい真っ白な化粧水を、と始まった挑戦でしたが試行錯誤の連続でした。
-
伝統×環境配慮した
パッケージスキコンボトルは、1974年の発売当時から受け継ぐ伝統的なデザイン。シルバーにらせんのような線を施したキャップは、美の高まりをイメージさせるよう。 実は、スキコンボトルも少しずつ進化し続けていて、今回のリニューアルでは、すっきりとしたデザインにするとともに環境負荷の低いバイオマスプラスチック素材を採用。
-
素肌を整える頼もしさ
有効成分グリチルリチン酸ジカリウム配合のスキコンは、「ニキビを防ぐ」「肌をひきしめる」「すっきり明るくクリアに」など、これまで愛され続けてきた理由がありますが、なんといっても“スキン コンディショナー”の名前の由来である「肌を整える」化粧水です。リニューアルでは、ハトムギオイル※1を新たに配合。さらに頼もしさが進化し、肌トラブルを防ぎ、すこやかで美しい肌へ導きます。
※1 油溶性ヨクイニンエキス(保湿) -
スキコンの誇り。
ハトムギから新成分スキコンは“ヨクイニン”として認められている「オーガニック北のはと」という品種からハトムギの成分を抽出しています。本来ハトムギは暖かい地域に生息していますが、あえて北海道の寒く厳しい大地で、農薬をできるだけ使用せず、有機JAS規格を満たした自社契約栽培農場で有機栽培されています。今回は新たにフレッシュに抽出したハトムギオイル※1を新配合しました。
※1 油溶性ヨクイニンエキス(保湿) -
真っ白。に
こだわった化粧水。スキコンの白、実は“オイル”なんです!ひんやりとすっきりした使用感なのに、うるおいがいきわたるとしっとり。その理由は、水分に「超微粒子化」した油分が含まれているから。発売当時は「白い国」の意をもつ「アルビオン」にふさわしい真っ白な化粧水を、と始まった挑戦でしたが試行錯誤の連続でした。
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フローラルブーケ
の香り発売当時、化粧品は甘く華やかなフローラルノートが主流でした。そこに「真っ白な化粧水」をイメージしてグリーンノートを加え生まれたのがスキコンの“フローラルブーケ”の香り。ユニセックスでもお使いいただけるようなさわやかな香りは、毎日のお手入れタイムを楽しんでいただきたいと願うスキコンのこだわりのひとつです。
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伝統×環境配慮した
パッケージスキコンボトルは、1974年の発売当時から受け継ぐ伝統的なデザイン。シルバーにらせんのような線を施したキャップは、美の高まりをイメージさせるよう。 実は、スキコンボトルも少しずつ進化し続けていて、今回のリニューアルでは、すっきりとしたデザインにするとともに環境負荷の低いバイオマスプラスチック素材を採用。