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STAFF INTERVIEW 白神研究所研究員のこだわり

STAFF INTERVIEW 白神研究所研究員のこだわり

現在勤務している白神研究所について教えてください。

世界自然遺産「白神山地」の麓、秋田県藤里町にあるアルビオン白神研究所は、2つの研究棟と広大なファームを有する植物研究の拠点です。自然豊かな白神山地の、澄んだ空気と清らかな水、そして肥沃な土壌で、化粧品原料となる植物を栽培し、加工・管理・出荷まで行うとともに、新原料の研究・開発を行っています。

そのなかでどのような業務を担当しているのですか?

植物の試験栽培をメインに担当しています。新しい化粧品原料となりうるさまざまな植物を小規模で試験栽培し、原料として利用できるかどうかの研究をしていて、私は10種類ほどの植物を栽培しています。また、春から夏の最盛期は、試験栽培と並行して、製品の原料として使われている植物の栽培・収穫や、収穫した植物の洗浄・乾燥などの加工を行います。すべて手作業で行っているため、スタッフ総出で、朝から夕方まで全力投球。気が付けば日が暮れているという毎日が続きます。

一方、冬はファームが雪で覆われてしまうので、研究棟でバイオテクノロジーの実験をしたり、春夏に収穫した植物の分別をします。原料の植物は使う部位が決まっていて、葉だけ、花穂だけというように分ける必要があるんです。実はこれも手作業で行っています。また、研究棟に隣接するビニールハウスで苗を育てながら雪解けの春に備えます。

植物栽培で特にこだわっていることは何ですか?

こだわっているのは、無農薬での有機栽培です。化粧品は肌に直接使うものだから、「お客様に安心・安全をお届けしたい」。その思いを実現するために、有機栽培で、食べられるほど安全な素材づくりを追求しています。そして、すべての植物を社員自らの手で栽培し、つくる人の顔が見える安心にもこだわっています。実際、白神研究所で収穫した植物をスイーツやハーブティなどにして食すと、フレッシュでとてもおいしいんですよ!
また、原料に使う植物はスタッフの目で良質なものだけを厳選。植物の取り扱いはなるべく機械を使わず、一つひとつ丁寧に行っています。こうして自分たちで育んでいるからこそ、植物にとって最適な環境を整え、最高の状態を見極め、化粧品の原料として植物のチカラを最大限引き出すことができるのです。

自然の恵みを享受しているとはいえ、自然相手だからこその苦労は尽きません。常に天候に左右されますし、無農薬だとどうしても雑草が繁茂してしまいます。植物の生育を脅かす雑草の除去は必須。でも、除草もほとんど手作業なので手間がかかりますし、完全に除去しても1週間もするとぐんっとのびている状態に……。春から秋までは雑草との追いかけっこですね。また、無農薬のファームには虫もたくさんいますが、私はけっこう平気(笑)。原料の植物についていたら迷わず取り除きます。虫が苦手なスタッフ(男性)も悲鳴を上げながらがんばっていますよ(笑)。

仕事のやりがいや喜びはどんなところにありますか?

植物が順調に成長し、収穫できた時。そして、試験栽培をしてきた植物が製品の原料として採用された時が一番うれしいです。植物には一つひとつに個性と可能性があります。どの植物も、ゆくゆくは良い化粧品原料として巣立ってほしいと、子育てをするように日々成長を記録し、育て方を工夫します。そうして愛情を込めて手をかけていても、病気になったり枯れてしまうこともある。うまく育ってくれても、その植物が原料に適しているとは限りません。原料に採用されるにはとても高い壁があるのです。

そんな高い壁を乗り越え、採用された植物のひとつがヤグルマギクです。ヤグルマギクの花は、最高級のサファイアに例えられるぐらい、鮮やかで美しいブルー。その色に魅了され、自分で育ててみたいと思ったのが始まりでした。栽培を始めてから採用まで4年以上。さらに製品化まで長い道のりがありました。それが、ようやく『フローラドリップ』(2019年9月16日発売)として形になりました。製品化に携わった一人として、本当にうれしいですし、お客様にお届けできる日が待ち遠しいです。

仕事上、欠かせないものは何でしょうか?

日やけ止めは必須! 秋田といえど陽射しは強い! スーパー UV カット シリーズインテンシブ デイクリームリペア パーフェクション ベースなど、数種類の日やけ止めを使い分けながら徹底的に紫外線対策しています。そのほかにファームでの仕事に欠かせないのは、手袋、帽子、はさみ、植物の状態などを記録するノート。このノートは、秘密がつまっているので誰にも見せられません。というか、忙しい収穫の間に高速でメモしているので、私にしか読めないかもしれません(笑)。

今後の目標や夢を教えてください。

私は秋田県出身で地元採用の第一期生として入社しました。その頃はまだまだ小規模だった白神研究所。開所から10年足らずでファームは9倍もの広さに拡張され、栽培する植物も、それを育てる社員も大幅に増えました。特に昨年は白神産ヨモギが海を渡りフランスの原料メーカー(コディフ社)に輸出されたり、ブドウ栽培を開始したりと、新たな展開もありました。さまざまな変化があっても、入社当時の「いいものをつくりたい」という気持ちは今も全く変わっていません。これからも初心を忘れず、白神ならではの植物を育て、「白神産」と名のつく良質な素材を増やしてゆきたいです。そしていつかは、お客様が原料となる植物を直接見て触れて、安心・安全を体感していただけるようなツアーもできたらうれしいです。

私は入社するまで特に地元・秋田にこだわっていたわけではなかったのですが、今はここでしかできない仕事に誇りを持っていますし、また、研究所の発展は県や町のおかげでもあると感謝しています。これまでも地元の方々との交流を大切にしてきましたが、今後も地域に根差す研究所の一員として少しでも地域社会に貢献し、恩返ししていければと思っています。

※掲載内容は2019年6月時点の情報です。

Profile

大学で地域活性化について研究し、「こだわりのものづくりがしたい!」と思っていたところ、無農薬で化粧品原料を育てるアルビオン白神研究所に出会う。愛用アイテムは、白神産ヨモギから抽出したエキスを配合した、IGNISの薬用乳液 フレッシュ ネイチャーミルク! とろけるような感触とやわらかい香りに毎日癒されている。趣味はヒトカラ。4時間はひたすら歌っている。

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