
すこやかな美しさのために。

コーポレートメッセージ「素肌と生きる。」は、
アルビオンの原点である
スキンケアをテーマに、
「素肌」に寄り添い、「素肌」で感じ、
「素肌」で
考える、“肌実感” “効果実感” から
はじまる商品づくりの姿勢を表しています。
アルビオンは、最新の皮膚科学に基づく
研究開発や自社研究所だけではなく
大学や外部研究機関と連携するなど、
最先端の研究・技術開発に取り組んでいます。

アルビオン研究担当
佐野が解説します。
研究部 素材研究
グループ所属
皮膚科学や細胞
生物な
どの分野を
中心に、
日々研究
しています。
“ナノセスタ” について
教えてください。


“ナノセスタ”は、
NANO MRNA社が開発した
高分子ナノミセルを含む
原料です。
アルビオンは、厳選した美容成分を
より効率的に
角層に届けられるように
NANO MRNA社と共同研究に
とりくみ、化粧品に技術を
応用しています。
“ナノセスタ” はどんな
働きがあるのですか︖


たくさんの美容成分を
効率的に
肌(角層)に
届けることができます。
“ナノセスタ”は、親水・親油性両方の
性質を持つナノサイズ
のポリマー
(ナノポリマー)の集合体です。
化粧品に配合することで非常に多くの
美容成分を効率的に
角層に届ける
ことができます。
実際に計測したところ、
1プッシュで約15兆本の
ナノポリマー※が美容成分を角層の
すみずみまで
届けられる
ことがわかりました。


イメージイラスト
※美容液1プッシュ0.2mlとして算出
“ナノセスタ” のこだわりを
教えてください。


肌(角層)への浸透性に
こだわりました。
配合する美容成分を厳選することは
もちろんですが、
サイズにも
こだわりました。
“ナノセスタ”で用いている
ナノミセルは、約50nm(ナノメートル)
と非常に小さく
デザインされており、
角層細胞の間を通ることで
角層のすみずみに浸透
すると考えられます。


ミセルを計測した電子顕微鏡写真
(AL 研究部取得)

浸透イメージイラスト
他にはどのような
研究をしていますか?


より浸透量を高める研究を
しています。
近年、皮膚細胞はダメージ受けると
マイナスの電荷を
帯びた物質が
細胞表面に現れることが分かって
きたため、
ミセルに加工を加え
プラスの電荷をもつように
改変しました。


ミセルがプラスの電位を帯びていることを測定
データ提供 NANO MRNA社

イメージイラスト

実際に美容成分に含まれる有用成分の
肌(角層)への
浸透量を測定したところ、
“ナノセスタ”を用いたほうが
有意に
浸透量が高い結果となりました。

雑誌名: International Jornal of Pharmaceutics
巻:Volume 553, Issue 1-2, 20 December 2018, Page 132-140
タイトル: Improvement of the skin penetration of hydrophobic drugs by polymeric micelles
著者:Kensuke Yotsumoto, Kenta Ishii, Miho Kokubo, Sakiko Yasuoka
所属:Cosmetic Division, NanoCarrier Co., Ltd., 144-15 Chuo, 226-39 Wakashiba, Kashiwa, Chiba 277-0871, Japan
リンク: https://doi.org/10.1016/j.ijpharm.2018.10.039
[雑誌名]International Jornal of Pharmaceutics
[巻]Volume 553, Issue 1-2, 20 December 2018,
Page 132-140
[タイトル]Improvement of the skin penetration of
hydrophobic drugs by polymeric micelles
[著者]Kensuke Yotsumoto, Kenta Ishii,
Miho Kokubo, Sakiko Yasuoka
[所属]Cosmetic Division, NanoCarrier Co., Ltd.,
144-15 Chuo, 226-39 Wakashiba, Kashiwa,
Chiba 277-0871, Japan
[リンク]https://doi.org/10.1016/j.ijpharm.2018.10.039
“ナノセスタ”の研究は
今後も続けていきます!
