Q 現在の仕事内容について教えてください。
バルク(化粧品の中身)の製造日翌日に、美容性や使い心地といった「官能試験」を行っています。スキンケア製品の主な検査項目は、外観(異物や気泡の有無)、pH、固さ、粘度、伸び、比重、色調。メイクアップ製品の主な検査項目は、色調、固さ、粘度、伸び、切断強度、プレス密度、かさ比重、水分量です。すべて専用の機器で測定して規格内の数値になっているかを確認するのですが、実際に自身の肌にも試して、使用感や発色、見え方などを標準品と比較しています。
Q 検査をするうえで、最もこだわっている点は?
「お客様が商品を手に取ったときや肌にのせたときにどう感じるか」ということを常に意識しています。特に香りや感触は最初の“直感”が大切。これは数値化できるものではないので、自分の五感を使ってしっかりと確かめる必要があります。体調が万全でないと感覚も鈍ってしまいますので、体調管理には十分に気をつけていますし、検査に使う腕の肌が日焼けしてしまうと色の見え方や肌なじみが変わってきてしまうので、UV対策も万全にしています。
Q この仕事のやりがい、喜びをどんなところに感じますか?
アルビオンの全製品を担当していることに、責任とやりがいを感じています。もともと化粧品が大好きなので、いろいろな製品に触れられるのは楽しいですね。お客さまに商品を楽しみながら使っていただけるように、数値と感覚の両方から、しっかりと品質を見極めていきたいと思います。
Q 作り手として感じる、アルビオン製品の魅力とは?
一つひとつの製品に対するこだわりや想いがとても強く、それが本社の商品開発から研究、生産現場のスタッフ一人ひとりにまで一貫している点です。
Q 今後の目標について教えてください。
検査員一人ひとりのレベルアップを図って、高い品質を守り続けることです。また、日常生活でも多くのことに触れて、感動したり、感性を磨いたりしながら、感動を与えられる製品をつくっていきたいと思います。
※掲載内容は2014年2月時点の情報です。
官能試験のスペシャリスト。愛用しているアルビオン製品は、エクサージュシリーズ、薬用スキンコンディショナー エッセンシャル、モイスチュア シフォンなど。「最近はエクラフチュールも使い始めました。肌がモチモチするのにベタつかないので気に入っています。容器もかわいいです。」