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STAFF INTERVIEW 熊谷WLC指導員のこだわり

STAFF INTERVIEW 熊谷WLC指導員のこだわり

現在の仕事内容について教えてください。

アルビオンの熊谷事業所内にある「熊谷ワークライフセンター」(以下、WLC)の指導員として、WLCで働くメンバーたちの指導にあたっています。WLCは、2011年に「障がいのある方々と共に働くことのできる企業」を目指して設立された、知的障がい者に特化した作業施設です。設立当初はセンター長と、私を含む専任の指導員2名、そして4名のメンバーで、返品商品の検品、工場内の清掃、緑地整備(草取り)の3つの業務からスタートしました。その後、徐々に業務を拡大し、今では、大型イベントなどで使用するサンプルのセッティングや宣伝物の印刷といった営業支援業務と、工場内での生産支援業務を中心に、20種類以上の業務を行なっています。現在、在籍するメンバーは23名、指導員は9名と、人員も大幅に増えました。

私たち指導員は「障害者職業生活相談員」の資格を持ち、メンバーの個性と能力を活かした技術指導と生活指導を行っています。障がいのある方が安定して働けるよう支援し、健常者と共に仕事ができる人材を育成することが私たちの仕事です。

指導員として常に心がけていることは何ですか?

「見極める」「教える」「広げる」の3段階を常に意識しています。まず、一人ひとりが持つ能力を十分に発揮できるようにする。例えば、読解力に優れたメンバーには印刷の業務をお願いしたり、持久力が高いメンバーや手先が器用なメンバーにはサンプルのセットを担当してもらったり、それぞれの強みを活かせるように配慮しています。個々の特性に応じて得意なところを伸ばし、不得意なところは軌道修正し、一人ひとりが自信を持って仕事ができるように導くことが大事です。そして、指導する時には複雑なことをいかに簡潔に伝えられるかを工夫しています。技術指導が中心ですが、障がい者雇用の場合は生活指導もおろそかにはできません。日ごろから、メンバーの言動や顔色をしっかり観察し、こまめなコミュニケーションを大切にしています。そして安心して働ける職場環境を整えると同時に、職場というのは、大切な仕事を行う場所であり、その仕事をする目的は何かを理解し、常に意識してもらうようにしています。私たちの仕事の目的は、「常にお客様に最高の品質を提供する」こと。 “教育のアルビオン”の精神はWLCにも息づいていて、ただ目の前にある業務を完璧に迅速に行うだけではなく、「お客様に喜んでいただくためにどうしたら良いのか」を理解してもらうために時間は惜しみません。もちろん、高級化粧品会社「アルビオン」の一員として、社会人としての基本的なマナー教育にも力を入れています。

やりがいや喜びを感じる瞬間は?

一番の喜びはメンバーたちの成長です。WLC開設時は、どうやって仕事を拡大していこうかと右往左往したこともありましたが、たくさんの仕事を任せていただけるようになった現在は、WLCも企業の一組織として、業務の効率化、生産性の向上に取り組まなければなりません。そのためにも、メンバーたちは皆、年度初めに一年間の目標を立てるのですが、今では自らそれを意識して業務に取り組んでくれるようになりました。最近は、実習に来る学生の指導や、外部からWLCに見学に来る方への施設の説明をメンバーたちに任せることもあります。学生に教えることで「初心に戻れる」と言って頑張っている姿や、会社への貢献意識を持って、外部の方々の前に立っても堂々としている姿は、とても頼もしく感じます。業務のスキルだけではなく、そんな内面的な変化や成長を見ると感慨深いものがありますね。

仕事上、欠かせないものは何ですか?

毎日、本社や全国の支店などからさまざまな仕事の依頼が送られてくるのでパソコンは必須。でも、私の仕事はモノよりも何よりも、メンバーの皆がいないと成り立ちません。だから、一番大事なのは“人”だと思っています。

今後の目標や夢を教えてください。

WLCは2016年に、障がい者雇用への前向きな取り組みが評価され、「障害者雇用優良事業所」として埼玉県知事表彰を受賞しました。そして、2018年7月には、業務の拡大に伴い、バリアフリーにも対応した2階建ての新施設が完成しました。今まで大変なこともありましたが、皆で一歩一歩前進してきたことが、成果として形になったようでとてもうれしいです。新施設の完成で、業務効率や生産性の向上はもちろん、近隣の学校や施設の方々の見学、他企業からの研修、実習生の受け入れなど、今後、WLCの役割や可能性は今まで以上に大きく広がると思います。そして、私たち指導員も企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)の資格を取得するなど、より専門的な支援ができるよう努めています。日々、指導員もメンバーも業務に励み、スキルアップしていくのはもちろん、障がい者雇用を通じて地域社会にも貢献していきたい。WLC全体がさらに次の段階へステップアップしていけるよう、これからもまい進していくつもりです。

※掲載内容は2018年10月時点の情報です。

Profile

重度の障がいのある方の就労を支援する福祉作業所の施設長を務めた後、WLC開設に伴い指導員として入社。一般企業での勤務は初の経験で、当初はカルチャーショックも。さらに化粧品の知識もなく「コンシーラーって何?」とうろたえていたが、猛勉強の甲斐あって今ではすっかりコスメ通に。

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